
田舎の家を売りたい方へ。売却が長引く理由と対処法をご紹介
この記事でわかること
- ・築年数の古さ、管理状態などが売却に影響する
- ・売却前に相場確認、査定、片付け、清掃を進める
- ・買取、更地売却、賃貸活用も視野に入れる
- ・空き家の放置は固定資産税や管理の負担に繋がる
田舎の家を手放したくても中々話が進まず、不安に感じていませんか。特に地方にある住宅は、築年数や立地、生活環境などを見ながら買い手が比較するため、都市部より時間を要する傾向があります。
この記事では、田舎の家が売却に時間を要する理由、売る前に進めたいこと、仲介で前へ進みにくいときの進め方まで順番に解説します。
田舎の家の売却に時間が
かかりやすい理由

購入希望者が限られるため売却まで時間を要する
地方の住宅は、駅までの距離、買い物の便、通院のしやすさ、通勤時間などを見ながら比較されることが多いため、都市部より購入希望者が限られやすい傾向があります。
そのため、都市部と同じ感覚で高価格で売却しようとすると成約までに時間がかかってしまいます。
築年数や管理状態が価格や売却期間に影響する
相続した家の場合は築年数が経過していることも多く、雨漏りやシロアリ、水回りの傷みがあると、買い手が補修費を見込んで購入を保留にする可能性もあります。また、1981年5月31日以前に建築確認を受けた建物は、旧耐震基準の時期にあたるため、耐震面を気にする人も少なくありません。
参照:国土交通省「住宅・建築物の耐震化について」(2026年4月18日確認)
車移動や買い物の負担など買主の懸念点が多い
田舎の家は、静かな住環境や敷地の広さが魅力的ですが、その一方で、車移動が前提になる地域が多いです。
そのため、車を運転しない方にとってはスーパー、病院、学校、役所までの距離が長いと、負担を感じやすい環境になります。
空き家の期間が長いと
税金や管理の負担が増える
空き家であっても、固定資産税はかかります。また、市街化区域内の家は都市計画税の納税が追加で必要です。
また、管理不全空家等や特定空家等として勧告を受けると、住宅用地特例の対象から外れてしまうことがあります。
小規模住宅用地では、固定資産税が6分の1、都市計画税が3分の1に軽減される仕組みがありますが、この特例が外れるだけで金銭的な負担が大きくなってしまうので注意しましょう。
参照:国土交通省「固定資産税等の住宅用地特例に係る空き家対策上の措置」(2026年4月18日確認)
| 売却しにくい理由 | 影響 |
|---|---|
| 購入希望者が 限られる |
成約まで長く かかることがある |
| 築年数が 経過している |
補修費込みで 見られることがある |
| 生活環境が 合いにくい |
比較の段階で 外れることがある |
| 空き家の 期間が長い |
税金や管理の 負担が続く |
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田舎の家の売却が進まない場合の対処法

田舎の家を売るときは、相場確認、片付け、写真の整え方、不動産会社の選び方が大切です。ただ売り出すだけでは、家の良さが伝わりきらないことがあります。
売り出す前の準備を整えることで、成約確率が変わることもあります。
相場を調べて価格を整える
価格を付ける前に、国土交通省の不動産情報ライブラリで取引価格、地価公示、都市計画情報などを確認しておきましょう。
売り出し価格が高すぎると買い手が付きにくくなり、反対に安すぎると売却後に手元へ残る金額が少なくなります。
片付け、清掃、軽い補修で印象を整える
室内の不用品を減らし、床や窓、水回りを掃除し、庭の草木も手入れします。
大きな補修工事まで進めるかどうかは、査定額との釣り合いを見ながら決めると進めやすいでしょう。
写真と伝え方を工夫して魅力を届ける
田舎の家は、敷地の広さ、静かな環境、駐車台数、家庭菜園の余地、二拠点生活との相性など、地域ならではの良さを写真と文章で伝えることが大切です。
家そのものだけでなく、そこでどんな暮らしが送れるかまで伝わると、関心を持つ人に届きやすくなります。
地元事情に詳しい不動産会社へ相談する
地元事情に詳しい会社なら、その地域で見られやすい点や、価格の付け方、空き家バンクとの相性まで話しやすくなります。会社選びでは、地域での売却実績や説明の丁寧さも見ておきたいところです。
買取や更地活用なども視野に入れる

仲介で売却が進みにくいときは、買取、更地での売却、空き家バンク、賃貸活用まで視野を広げることが大切です。家の状態、売却までにかけられる時間、受け取りたい金額によって、合う進め方は変わります。
買取は早く売却したい人に向いている
買取は、不動産会社が直接買主になる方法です。
広告掲載や内覧対応の負担を抑えやすく、仲介より短い期間で売却まで進む傾向があります。相続後の整理を急ぐ場合や、遠方に住んでいて管理が難しい際に向いています。
買取売却の際は契約条件を細かく確認する
買取はスピード感がメリットですが、一方で売却価格は仲介よりも低くなる傾向があります。
残置物の扱い、引渡し日、境界の扱い、契約不適合責任の範囲などは、契約前に確認しておきましょう。
受け取り額だけでなく、引渡しまでの負担も含めて比べることが大切です。
更地にすることで売却に繋がるケースもある
建物の傷みが強い家は、古家付きより更地にすることで売却が成立することもあります。
しかし、その場合は建物の解体費がかかる上、住宅用地特例との関係もあるため、先に税負担まで確かめておきたいところです。
古家付きのまま売る方法と、更地にして売る方法の両方を比べてから進めるほうが安全です。
| 方法 | 向いている ケース |
注意点 |
|---|---|---|
| 仲介 | 金額を重視 | 成約まで 時間が必要 |
| 買取 | 短期間で売却 | 価格が低く 出やすい |
| 更地売却 | 建物の 傷みが強い |
解体費と 税負担 |
| 賃貸活用 | すぐに 売却しない |
管理の手間 が残る |
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田舎の家の売却に関するQ&A
- Q1. 築年数が古い家でも売却できる?
- A1. 築年数が経っている物件であっても売却は可能です。
-
ただし、建物の傷みが強く残っている状態だと、買い手が補修費を見込んで購入を足踏みしてしまう可能性が高いです。
まずは残置物の片付けや清掃、軽い補修から進め、必要に応じて耐震面の確認も添えると伝わりやすくなります。
- Q2. 仲介と買取はどちらがいい?
- A2. 金額を重視するなら仲介、早く手放したいなら買取が向いています。
-
遠方在住で管理が難しい家や、残置物が多い家では、買取のほうが負担を抑えられることがあります。一方で、売却額は仲介のほうが高くなる傾向があります。
- Q3. 売却前にリフォームは必要?
- A3. 必ずしも大規模な工事は要りません。
-
まずは片付け、清掃、目立つ不具合の補修から進め、工事費を回収できるかどうかを不動産会社とすり合わせましょう。
- Q4. 遠方に住んでいても売却できる?
- A4. 遠方に住んでいても売却は可能です。
-
まずは査定依頼から始め、現地確認や書類のやり取りをどこまで任せられるか整理すると進めやすくなります。義や必要書類も早めに確認しておくと安心です。
まとめ
田舎の家を売りたいときは、購入希望者の数、築年数、生活環境、管理状態などが売却の進み方に影響します。
まずは相場確認と不動産会社への査定依頼を進め、片付けや清掃で家の印象を整えていきましょう。また、仲介で時間がかかるときは、買取や賃貸活用なども含めて、その家に合う進め方を考えることが大切です。
一人で抱え込まず、地域事情に詳しい不動産会社へ早めに相談することが、次の一歩につながります。