風呂なし物件でも売却できる?メリットや方法についても解説

風呂なし物件でも売却できる?メリットや方法についても解説

ご所有の風呂なし物件を売却したいけれど、「買い手が見つかりにくいのでは」「売却価格が安くなってしまうのでは」とお悩みではありませんか。
風呂なし物件の売却は、一般の物件と異なるアプローチが必要ですが、その特徴を理解し、適切な戦略で進めると難しいことではありません。
本記事では、風呂なし物件ならではのメリット・デメリットを整理しつつ、市場で有利に売却するための3つの戦略を解説いたします。
ご自身の物件の強みを最大限に活かし、スムーズな売却を目指したい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

風呂なし物件が持つメリット

風呂なし物件が持つメリット

風呂なし物件の売却を考える際、その特徴と市場での価値を正しく理解することが重要です。
まずは、風呂なし物件が持つ意外なメリットについて、解説していきます。

空間の広さと自由な間取り

一般的なユニットバスがある場合、約2〜3㎡の広さを使います。
そのため、ワンルームの場合、お風呂がないだけで1畳ほどの広さの違いを感じられるでしょう。
水回りの制約が少ないため、配管の計画も比較的自由にでき、間取りを変えやすい点も魅力です。
在宅勤務が増えている今、書斎コーナーを作ることもでき、生活と仕事のスペースも分けやすくなるでしょう。
玄関を広げて土間にしたり、趣味のスペースにしたりする提案もよく、音や汚れに強い床材も選びやすくなります。
購入後に内装を変える費用も抑えやすいため、買い手にとっては「自分好みにアレンジしやすい素材」として魅力的に映るのです。

家賃・維持費の節約効果

同じような条件の「お風呂あり」物件と比べると、家賃を安く設定しやすいのが特徴です。
実際に、月2〜3万円ほどの差が出ることもあります。
家賃が安いため、敷金や礼金など初期費用の負担が軽くなる点も、入居希望の方にとって魅力となるでしょう。
家庭で使う水の約4割はお風呂といわれ、湯船にお湯を張らない生活であれば、水道光熱費を節約できる可能性があります。
また、浴槽や洗い場を掃除する手間が減るため、時間だけでなく、洗剤といった消耗品代の節約にもつながるのです。

特定層に響く市場ニーズ

風呂なし物件は、家賃を一番に考える学生や新社会人の方にぴったりです。
駅の近くや都心部といった便利な場所でも、手頃な家賃で住める可能性が高まります。
銭湯やサウナを日常的に使う方や、単身赴任などで家にいる時間が短い方にも向いています。
さらに、モノをあまり持たない「ミニマリスト」の考え方にも合い、設備を減らしたシンプルな暮らしを好む方に響きやすいでしょう。
築年数が経っていても、そのレトロな雰囲気を好む若い方たちもおり、家賃の安さと相まって選ばれる理由が強くなります。
売却する際は、このような「対象層」をはっきりさせることが大切です。

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風呂なし物件の主なデメリット

風呂なし物件の主なデメリット

前章では、風呂なし物件のメリットについて述べましたが、デメリットも気になりますよね。
ここでは、売却で考慮すべき風呂なし物件の、主なデメリットについて解説いたします。

購入検討者が感じる衛生面・追加費用の不安

風呂なし物件では、銭湯や共同浴場を利用する必要があるため、他の利用者と空間を共有することに抵抗を感じる方が少なくありません。
衛生面への意識や共有設備への慣れ具合によって、入居の可否が左右されやすい点はデメリットです。
また、天気が悪い日や混雑時は入浴が不便になり、こうした不自由さが生活満足度の低下につながり、候補から外される理由にもなります。
女性や体調が優れない方にとっては、利用しづらい場面が増えるため、生活リズムへの影響を懸念されやすい物件でもあります。
その結果、入居希望者が限定され、投資家からは「空室リスクが高い」と判断されやすく、市場評価が下がりやすくなるのです。

周辺環境と追加費用の影響

歩いて行ける範囲の銭湯が減っている地域だと、懸念されるリスクがあります。
代わりになる施設が遠いと、その物件の需要は下がり、買い手は「資産価値が下がる」と意識するようになります。
ユニットバスを新しく設置する場合、費用の目安としてユニットバス(本体・工事費)は50〜150万円、給湯器は5〜20万円ほどです。
配管や電気の工事がくわわると、総費用はさらにかかります。
購入希望の方は、これらの見積もり分を、物件価格から差し引いて考えるのが一般的です。
ほかにも、室内に洗濯機置き場や専用コンセントがない場合、改修費用が積み重なるほど物件の評価に影響します。
結論として、近所の銭湯などの状況と、リフォームにかかる工事費が、売出し価格に影響する要因となるのです。

弱みをカバーする提案方法

風呂なし物件では、浴槽のない、シャワーブース(シャワーだけの個室)を設置する提案も良いでしょう。
省スペースで、費用も40〜125万円と、ユニットバスより抑えられる可能性があります。
狭いスペースでも、お風呂とトイレを別にできる可能性が上がり、「掃除の負担が軽い」という点もメリットとして伝えられます。

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風呂なし物件を売却する方法

風呂なし物件を売却する方法

ここまで、風呂なし物件のメリットとデメリットを解説しましたが、風呂なし物件を売却する方法もおさえておきましょう。
最後に、風呂なし物件を売却するための、3つの方法について解説していきます。

現状販売時の価格とアピール

風呂なし物件を売却する際、まず、近所にある似た条件の「お風呂あり」物件の相場を調べます。
そこから「お風呂を設置するのにかかるリフォーム費用」を引いたうえで、お得感が出る価格に設定しましょう。
投資家向けには、想定される家賃と購入価格から「表面利回り」を計算し、数字で魅力を伝えるのが効果的です。
実際に住むことを考えている方には、駅からの距離や生活の便利さを第一にアピールします。
あわせて、近くの銭湯の魅力も伝え、納得してもらえるようにしましょう。
過去に売れた似たような物件の例を参考に、買い手が想像しやすいような活用方法を提案すると良いでしょう。

リフォームなどのコスト対効果

リフォームする場合の一つ目の案は「シャワーユニット」で、費用を抑えつつ入居希望の方を増やせる可能性があります。
二つ目の案は「ユニットバス」の設置で、買い手の幅は広げることができます。
ただし、費用を回収できるか近所の相場と離れすぎないか、確認することが必要です。
三つ目の案は、建物を壊して「更地」にすることです。
建物への懸念をなくし、一戸建てを建てたり駐車場にしたりと、土地の使い道の幅も広がります。
木造住宅の場合、解体費用は1坪あたり3〜5万円ほどで、20坪の家であれば60〜100万円くらいかかると考えられます。
ただし、更地にすると税金の優遇がなくなり固定資産税が高くなるため、売却期間も考慮して計算しましょう。

買取でスムーズに現金化

「仲介」は相場に近い価格を狙えますが、売れるまでの期間が読めない点がデメリットです。
一方で、「買取」は相場の6〜8割ほどになるものの、業者が直接買い取るためスピーディに現金化でき、見学対応などの手間もありません。
また、売却後の不具合に対する「契約不適合責任」が免除されるケースが多く、古い物件ほど安心して売れる方法です。
進め方としては、査定を依頼し、現地確認のあとに買取業者を選ぶ流れになります。
さらに、荷物の処分や掃除をしない「現状渡し」に応じてもらえることも多く、負担を抑えて売却できる点も魅力です。

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まとめ

風呂なし物件は、部屋が広く使えて間取りの自由度が高いことや、家賃や光熱費が安いメリットがあり、学生やミニマリストに人気です。
一方で、衛生面や将来の追加費用(50〜150万円程度)への懸念があり、近くの銭湯がなくなると資産価値が下がる点もデメリットです。
売却時は、現状のまま価格を下げて売る、リフォームや解体をする、または不動産会社による迅速な買取を選ぶことが選択肢となるでしょう。

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